英検の二次試験の合格率は約8割。1次を受かった人はなら実力は十分です。今回は英検準1級の面接試験の内容をご紹介します。

英検準1級の面接問題の評価基準と留意点

・英検面接試験評価のポイント

語彙力:幅広い単語・表現を使う

文法力:幅広い文法項目を使う

論理力:質問に的確に答える

発音 :正確さ、自然なイントネーション

態度 :積極的な姿勢

試験を通じての気を付けるポイントは以下の通りです。

はっきりした声で、相手に聞こえる大きさで話す。

沈黙をせずに、答え方がわからなくても何かしらコミュニケーションをとる。

・応答問題は個人的感想ではなく、一般論で説明する。

とにかく話す力をみる試験なので、沈黙すると評価されませんこれめちゃくちゃ大事です。これめちゃくちゃ大事です!!(2回いいます笑)合格点(65%)までは加点式、満点から高得点では減点式と考えて、とにかくなるべく止まらずに英語を話しましょう!

英検準1級面接試験の内容と対策

準1級面接試験概要

Q1

・4コマのナレーション

発音・イントネーション・語彙・文法のすべてが評価対象です。といってもそこまで難しい表現を使う必要はありません同じ語の繰り返しを避けることだけ意識しましょう。また主語と動詞を持った文をしっかりと話すように気を付けます。まずは況説明をしっかりと確認することから始めます。

One day(ある日)、から始まることからわかるように、「以前にあった、とある出来事」を説明する問題です。なので文章はすべて過去形で表現しましょう。実際の説明では1枚あたり人物・行動・場所・考え・感情などについて1コマあたり3文で描写するようにします。(1コマ目はカードにある状況説明の1文を含めてOK)難しい場合は2文でも合格点ですが、3文で話す練習をしましょう。練習時は満点のクオリティを目指すことで、本番でも自信を持つことができるからです。各コマの左上にある時間表現は読まなくても減点されませんが、これを含めると区切りが分かりやすいので、読むようにするのがおススメですよ。3文も思いつかないときは、コマ全体の状況人物の感情/願望発言/吹き出しを英語にすると自然と3文で描写できるように出来ています。説明の全くないコマが1つでもあると減点されるので、必ずすべてのコマに対して説明をしましょう。このPartのみ2分間の制限時間があります。(途中でも時間で終了します)過去問の練習では90秒で4コマ説明できるまで練習をしておきましょう。

Q2

・4コマ目への質問

質問文は仮定法で聞かれます。

・If you were ~~, what would you be thinking?

・~の立場だったとしたら、あなたならどう考える?

質問と同じ形で返答する、という法則で、

I’d be thinking “------ ” で答えるのが一番シンプルです。

“ ーーーーー”の中は通常の文でも問題ありませんIf を使いながら条件を設定すると話しやすくなることも多いです。また仮定法つながりで「後悔や可能性」を表す、助動詞+完了形も使いやすいですね。返答+理由/説明 で2~3文で回答しましょう。

Q3/Q4 /Q5

・応答①②③ 

続いてトピックに関連した質問が3つされます。Q5はトピックとの関連はかなり弱いです。回答ポイントは共通しています。質問に回答後に3~4文で答えましょう。接続詞で文をつなぐとやりやすいです。理由と具体例を組み合わせて回答するのが基本です。理由1つと例2つ、理由3つなど。文というより実質は「節単位」で評価されますので、接続詞だけでなく、分詞構文、関係詞なども使えるのであれば組み込んでもいいですね。また意見の内容があっているかは評価対象ではありませんが、自分の感想や体験「だけ」だと評価されません。(例、としてはOK)あと、発言に矛盾がないように論理的に説明をする必要があります。この点、接続詞を使うと自然と論理的になりますね。とにかく一番大事なのは「沈黙しないこと」です。なるべく多くの英語を話すことを意識すれば、「合格点」には届くと考えましょう!そのためには過去問や対策本などで、実際の問題を使って↑の内容を練習することが大切です。練習で「余裕で出来ること」が、「本番ではなんとか出来ること」になりますので。実際の面接では聞き取りも必要ですから、できれば誰かと練習できるとベストですね。

まとめ

せっかく1次試験に合格したら、なんとしても2次試験も合格したいですよね。評価基準と到達目標を把握してから、面接練習をすると効率的です。英語スキルは理解半分、実践半分です。理解のあとは練習するほど身に付きます。これまでの努力がいい形で実るように、2次試験でも実力が発揮できる状況をつくりましょう!